研究課題/領域番号 |
17K19562
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
橋口 隆生 九州大学, 医学研究院, 准教授 (50632098)
|
研究協力者 |
黒田 大祐
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 抗体 / 感染症 / 構造生物学 / コンピュータ科学 / 構造 / ウイルス |
研究成果の概要 |
本研究では新規抗体作製法として、ウイルス学・構造生物学・コンピュータ計算科学的手法を組み合わせ、抗原の立体構造情報に基づき、ウイルス抗原上の標的部位へ自由自在に抗体をコンピュータ上で理論的に設計し、人工創成することに挑戦した。 作成した新規設計抗体は、全体の3割程度の候補において、実際に蛋白質発現に成功した。また、発現に成功した抗体の一部では実際にウイルス抗原への結合が確認できたことから、設計システムのさらなる改良が必要だが、有用な抗体作製手段の一つと成り得ることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗体は細胞/分子の単離・標識など生命現象を解明するための研究ツールや、疾患の診断・治療薬として非常に有用だが、標的分子に対して目的の機能・特異性を持つ抗体を取得することは容易ではない。従って、抗体作製のための新たな選択肢(技術)が求められている。そこで、本研究では新規抗体作製法として、抗原の立体構造情報に基づいて、抗原の望む部位へ自由自在に抗体をコンピュータ上で理論的に人工設計するシステム構築に挑戦した。
|