• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

骨髄系ITAM受容体を利用した新規感作性化合物試験法の開発の基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K19567
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関鹿児島大学

研究代表者

原 博満  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20392079)

研究協力者 野元 祐輔  
谷本 昭英  
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードアレルギー性接触皮膚炎 / ITAM / 自然免疫 / アレルギー / 接触皮膚炎 / 免疫学
研究成果の概要

我々は、アレルギー性化合物が樹状細胞のITAM-Syk経路を活性化することでアレルギー性接触皮膚炎を感作することを見出した。そこで、感作性化合物に結合性を示すITAM共役受容体を探索したところ、複数の化合物に結合性を示す2つのITAM共役受容体(IgSFR1、IgSFR2)を見出した。これらはいずれもDAP12に会合するIgスーパーファミリーに属する受容体であった。これらの受容体の欠損マウスを作成あるいは入手し、これを用いてハプテン誘導性のcontact hyper sensitivity(CHS)誘導試験を実施したが、これら単独の受容体の遺伝子欠損はCHS誘導に影響を与えなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究では、同定した受容体がACD発症に関与する受容体であるとの確証は得られなかったが、今後はこれら両方を欠損するマウスを作成し、その機能評価を行う予定である。この研究により、多様なアレルギー性化合物を感知し、ACD感作に関わる自然免疫受容体の存在が明らかになれば、アレルギー性皮膚炎の発症機構の理解に大きく貢献するとともにこれを理論的基盤とした試験管内感作試験系の構築を行い、その実用性が示せれば、実験動物を使用しない信頼性の高い評価系として広く産業界に貢献することが期待される。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi