研究課題/領域番号 |
17K19617
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍学およびその関連分野
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
土井 知光 産業医科大学, 医学部, 講師 (70437218)
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研究分担者 |
岩井 佳子 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (90362467)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 免疫チェックポイント / CRISPR/Cas9 / ゲノムワイドスクリーニング / 腫瘍免疫 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
本研究では、ゲノムワイドCRISPR/Cas9ノックアウトライブラリーを用いて、腫瘍の免疫回避遺伝子の網羅的スクリーニングをマウス個体内で行った。得られた候補遺伝子の多くは、検証のために個々に作成したノックアウト細胞では、ライブラリーでの濃縮効果が再現されなかった。腫瘍内のクローン間の競合や、ノックアウトに依存しないクローン内の多様性が原因として想定され、生体内で行うライブラリースクリーニングの課題を提示する事が出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CRISPR/Cas9によるゲノム編集技術の登場により、全遺伝子を標的として、破壊による機能解析が可能となった。しかし、多くのスクリーニングは試験管内で行われていて、生体内における機能を必ずしも反映していない。本研究では、腫瘍の免疫回避機構をマウス個体内で行った。結果的に、ノックアウト遺伝子が効率よく濃縮されなかったが、今後、生体内でライブラリースクリーニングを行う際の課題を提示できた。
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