研究課題
挑戦的研究(萌芽)
食道胃接合部腺癌はChromosomal instability(CIN型)の腫瘍がほとんどであり、胃腺癌に見られるようなGenetically stable(GS)型、Epstein-Barrウイルス関連腫瘍(EBV)型、Microsatellite instable(MSI)型の3型はほぼ認められないとされている。本研究によってNon-EBV, non-MSI-Hの食道胃接合部腺癌において、LINE-1のメチル化レベル59以下を示す一群はTP53変異率が高く、細胞周期が更新しており、予後不良の特徴的一群であると言うことが判明した。
本研究によってNon-EBV, non-MSI-Hの食道胃接合部腺癌において、LINE-1のメチル化レベル59以下を示す一群はTP53変異率が高く、細胞周期が更新しており、予後不良の特徴的一群であると言うことが判明した。これまでの次世代シーケンサーを用いたmolecular subtype 分類では、CINとGSの分類は実臨床には不向きであり、その点でLINE-1メチル化レベルは、より安価・簡便で臨床的に有用な予後マーカーとなることが判明した。
すべて 2019 2018 2017
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件)
Digestion.
巻: 99 号: 1 ページ: 6-13
10.1159/000494406
Nature Medicine
巻: 24 号: 8 ページ: 1143-1150
10.1038/s41591-018-0116-5
Cancer Discovery
巻: 8 号: 1 ページ: 37-48
10.1158/2159-8290.cd-17-0395