研究課題/領域番号 |
17K19636
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
尾仲 達史 自治医科大学, 医学部, 教授 (90177254)
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研究協力者 |
松本 まきや
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 毛繕い行動 / オキシトシン / ストレス / オキシトシン受容体 / 慰め行動 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、マウスを用いた慰め行動の実験モデルを確立させその神経機構を解明することであった。マウスは同居していたマウスがストレスを受けると慰め様行動の毛繕い行動を示した。この時、帯状回、島皮質、内側扁桃体のオキシトシン受容体発現細胞が活性化されていた。オキシトシン受容体欠損雌マウスでは毛繕い行動が阻害されていた。これらのデータは、マウスの慰め様行動にオキシトシン受容体が必須であることを示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慰め行動は、相手の負の情動を理解しそれを緩和させようとする行動で、群れの形成維持に貢献していると考えられる。また、ヒトの疫学的調査で他人との関係性が死亡率に影響することが示唆されている。しかし、その神経機構の詳細は不明であった。本研究成果の結果、慰め様行動にオキシトシン受容体していること、特に、島皮質、内側扁桃体のオキシトシン受容体が関与する可能性が出てきた。
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