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線維化促進分泌型タンパクを介した、非アルコール性脂肪性肝炎の新たな発症機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K19648
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 内科学一般およびその関連分野
研究機関新潟大学

研究代表者

清水 逸平  新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (60444056)

研究協力者 南野 徹  
吉田 陽子  
奥田 修二郎  
崎村 建司  
寺井 崇二  
笹岡 俊邦  
中神 啓徳  
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
キーワード非アルコール性脂肪性肝炎 / NASH / 線維化促進分泌型タンパク質 / 肥満疾患 / 非アルコール生脂肪性肝炎
研究成果の概要

本研究の目的は肥満関連分泌型線維化促進分子(OAFP)を介した、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の肝臓線維化促進機構を明らかにすることであった。肥満ストレス下で血液中で発現が上昇する線維化促進分泌型タンパク質「OAFP」に着目し、肥満→NASH→肝臓線維化→肝硬変という一連の病態にOAFPが関与するか検証した。マウスOAFP過剰発現モデルや、発現抑制モデルを作製し表現型を解析したところ、OAFPを介して肝臓の線維化が促進されることが明らかとなった。本検討により、NASHの病態において線維化促進分泌型タンパク質OAFPが重要な役割を果たす可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肥満NASHモデルマウスとNASH患者の血液中で、線維化促進分泌タンパクOAFPが2倍程度増加することがわかり、肥満ストレス下で唯一褐色脂肪組織でのみ発現が増加することがわかった。OAFPは肥満時に褐色脂肪組織で発現レベルが上昇し、肝臓の線維化を促進する可能性が高い。バイオマーカーとしての有用性に加え、治療標的として重要である可能性が高い。NASHには未だ満たされない医療ニーズが存在し、疾患特異的治療法の開発は急務である。本研究をさらに発展させ、中和抗体による治療法や小分子による阻害剤を開発し、NASHの新たな治療法を創出したいと考えている。

報告書

(2件)
  • 2018 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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