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NAFLDにおけるアミノ酸欠乏の病態への役割解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K19664
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 内科学一般およびその関連分野
研究機関横浜市立大学

研究代表者

中島 淳  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30326037)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワードNASH / NAFLD / アミノ酸 / NASH / 内科 / 細菌
研究成果の概要

NAFLD患者では肥満や過剰な過栄養負荷状態にもかかわらず潜在的アミノ酸欠乏状態でありその影響は糞便中で顕著に出やすいこと、また過剰なエネルギーが肝臓に付加された状態でのアミノ酸不足は軽度の欠乏であっても脂肪肝を増悪つまり相対的に飢餓状態と同じ病態となっていることなどを明らかにした、これまで知られていなかったNAFLD病態における過栄養下のアミノ酸不足によるNAFLD増悪の新規メカニズムの提唱に繋がることが期待される。今後はNAFLD患者におけるアミノ酸欠乏状態の新規診断方法などの新たなバイオマーカーの開発や欠乏アミノ酸の検討からアミノ酸補充療法などの全く新しい診断治療法の開発を行いたい。

研究成果の学術的意義や社会的意義

非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は全人口の2割強を占める膨大な患者数であるが確立された薬物療法はない。それゆえ新規治療法の開発への挑戦が期待される分野である。当該患者では肥満を認めるが筋肉量の減少をしばしば認めるがこれは運動量の低下のためを説明されていた。しかし、当該患者で栄養状態が良いにもかかわらず潜在的アミノ酸欠乏状態に陥っていることは極めて新規性が高くかつ臨床的重要性が高いことであるといえる。NAFLDでは相対的にエネルギー・アミノ酸比が飢餓状態と同じでありその結果NAFLDが増悪するとすれば当該疾患の機序解明および治療におけるパラダイムシフトへとつながるものである。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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