研究課題/領域番号 |
17K19674
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
器官システム内科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
中村 哲也 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座教授 (70265809)
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研究分担者 |
松岡 克善 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (40307393)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 腸オルガノイド / 3次元培養 / 再生医療 / 移植・再生医療 / 再生医学 / 生理学 / 細胞・組織 / 外科 |
研究成果の概要 |
本研究では、マウス小腸オルガノイド細胞を大腸組織へ異所性に細胞移植する技術を核とした研究を展開した。その結果、小腸細胞を大腸に移植した手術後にもマウスが致死的とならない手術手技と術後管理法を確立し、長期間経過後にも移植片が解析できる手法が確立できた。本法を用いて、蛍光標識した培養小腸上皮オルガノイド細胞を大腸に移植した際の分子発現変化や、組織学的変化などを解析することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸上皮を異なる上皮組織に置換する本研究の試みは、元来均一である組織内に周囲と異なる組織を生着させ機能させる技術開発として先進性がある。また、小腸の物理的欠損で引き起こされる小腸機能不全に対し、大腸機能を改変し治療する新しい再生医療コンセプトにつながる点で重要である。今後は、大腸の一部にたとえばある種のホルモン産生機能を付加するなど、全く新しい医療技術開発につながる可能性を秘めた有意義な研究であったと考える。
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