研究課題/領域番号 |
17K19686
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体情報内科学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小川 佳宏 九州大学, 医学研究院, 教授 (70291424)
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研究協力者 |
土屋 恭一郎
伊藤 美智子
宮地 康高
柴 久美子
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 脂肪組織 / 異所性脂肪 / 肝臓 / NASH / SGLT2阻害薬 |
研究成果の概要 |
SGLT2阻害薬投与により健康的に増大した「脂肪組織のHealthy Expansion」では脂肪組織自体の酸化ストレスに対する還元力の増加すること、脂肪組織中のマクロファージの性質の変化に伴ってマクロファージと脂肪細胞の相互作用により新規脂肪合成の増加の可能性があることが明らかになった。又、「脂肪組織のHealthy Expansion」に伴って肝臓異所性脂肪蓄積病変であるNASHあるいはNASH肝癌の発症を遅延させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SGLT2阻害薬投与により誘導される「脂肪組織のHealthy Expansion」の分子機構として細胞間相互作用による代謝ストレス軽減と異所性脂肪蓄積病態に対する臨床応用の可能性が明らかになった。減量による体脂肪量減少一辺倒の従来の肥満症治療とは全く発想が異なる新しい生活習慣病改善手法として、脂肪組織の健康的に増大による異所性脂肪蓄積減少を目指したNASHあるいはNASH肝癌の新しい治療戦略の開発につながる可能性が示唆された。
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