研究課題/領域番号 |
17K19722
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中川 貴之 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30303845)
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研究協力者 |
今井 哲司
荻原 孝史
小柳 円花
中里 唯
松本 真有奈
岩満 優輝
林 真穂
中川 俊作
大村 友博
米澤 淳
松原 和夫
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 末梢神経障害 / シュワン細胞 / 抗がん剤 / ドラッグリポジショニング / 痛み / しびれ / トランスレーショナルリサーチ / 再髄鞘化 / ドラッグ・リポジショニング / 糖尿病 / スクリーニング / ガレクチン3 |
研究成果の概要 |
がん化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)に末梢神経で髄鞘を形成するシュワン細胞の脱分化が関与するという仮説のもと、タキサン系抗がん剤で脱分化したシュワン細胞から遊離されるガレクチン-3が坐骨神経周辺へのマクロファージ集積を介してCIPNに関与することを明らかにした。また、シュワン細胞分化誘導能を示す医薬品を探索し、ホスホジエステラーゼ阻害薬を同定し、その有効性をCIPNマウスモデルを用いて明らかにするとともに、医薬品化合物ライブラリーからさらに複数の有力な候補化合物を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CIPNはタキサン系、白金系抗がん剤などのがん治療中に頻繁に見られる副作用の1つで、重症化すればがん治療の継続や治療成績にも深刻な影響を与える。本研究では研究代表者自身が見出した仮説のもと、強力なシュワン細胞誘導能を示す医薬品を同定し、その有効性をCIPN動物モデルで検証した。本研究成果から、CIPNに対する有効な予防/治療薬を開発できるのではないかと期待している。
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