研究課題/領域番号 |
17K19724
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宮本 享 京都大学, 医学研究科, 教授 (70239440)
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研究分担者 |
荒川 芳輝 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (20378649)
上久保 靖彦 京都大学, 医学研究科, 特定教授 (60548527)
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研究協力者 |
寺田 行範
松井 恭澄
牧野 恭秀
住吉 壮介 (服部 悦子)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | グリオーマ / RUNX1 / 悪性転化 / Mesenchymal型転換 / 転写スイッチ / 低分子化合物 / コンセンサス配列 / 転写ネットワーク / RUNX1 / エピゲノム / 転写スイッチ低分子化合物 |
研究成果の概要 |
コンセンサス配列結合阻害化合物Chb-M’は、alkylating agent-conjugated pyrrole-imidazole polyamidesであり、複数のタイプのグリオーマ細胞株に対して腫瘍増殖抑制を示すことを同定した。増殖抑制メカニズムは、主にアポトーシス誘導であった。mRNAアレイ、リン酸化プロテインアレイ を用いて、Chb-M’投与による制御される遺伝子群を同定し、生存シグナルの阻害に至る詳細なメカニズムを同定した。これらの結果から、転写ネットワーク異常を標的にしたChb-M’がグリオーマ治療薬として有望であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性グリオーマは、予後不良の悪性脳腫瘍である。グリオーマ悪性転化に関わるメカニズムを標的にした薬剤の開発を行った。コンセンサス配列結合阻害化合物Chb-M’が、複数のタイプのグリオーマ細胞株でアポトーシス誘導を行い、腫瘍増殖抑制を示した。これらの結果から、Chb-M’がグリオーマ治療薬として有望であることが明らかとなった。
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