研究課題/領域番号 |
17K19753
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
加藤 隆史 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (50367520)
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研究分担者 |
佐藤 文彦 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (60632130)
池邉 一典 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (70273696)
三上 章良 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 教授 (60301272)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 睡眠時ブラキシズム / 加齢 / 咀嚼筋活 / 顎運動 / 睡眠関連疾患 / 睡眠 / 咀嚼筋 / 顎口腔機能 / ブラキシズム / ポリソムノグラフィー / 口腔機能 |
研究成果の概要 |
本研究では、中高年の睡眠時ブラキシズムには、若年成人と比較して異なる点として、覚醒応答の増加などの睡眠構築の分断化を認めたが、RMMAのリズム性咀嚼筋活動の発生数が変わらなかった。しかし、歯ぎしりを伴うRMMAの発生数は中高年のブラキシズムでは少なかった。したがって中高年の睡眠時ブラキシズムの病態特性は若年のものと異なる可能性が示された。また、実験動物において、ヒトの睡眠時ブラキシズム患者で発生するリズム性咀嚼筋活動と、発生機序における生理学的特性が類似した咀嚼筋活動が発生することがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯ぎしりのような特殊な運動が睡眠中に生じるために、脳の活性化に加え、顎の運動を調節する神経回路が活動が重要であること、さらに加齢に伴う歯ぎしりの変化は、睡眠よりも顎の運動を調節するしくみの変化による可能性が示唆された点で、学術的な意義がある。また、実験動物が歯ぎしり様の運動を示すことから、歯ぎしりが生じるしくみを科学的に研究する方法に、基礎研究を取り入れるオプションが増えた点で社会的意義がある。ヒトの研究と組み合わせることで、診断法や治療法の開発に向けた研究に寄与すると考えられる。
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