研究課題/領域番号 |
17K19770
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
澤瀬 隆 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (80253681)
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研究分担者 |
黒嶋 伸一郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (40443915)
佐々木 宗輝 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (10706336)
中島 和慶 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (40707246)
住田 吉慶 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (50456654)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | デンタルインプラント / 荷重 / 骨関連細胞 / オートファジー / コラーゲン / 骨質 / インプラント / 骨細胞 / マイクロアレイ / 生体アパタイト結晶 / コラーゲン線維 / 配向性 / 生体アパタイト結晶・コラーゲン線維複合体 |
研究成果の概要 |
歯科インプラント治療は失われた歯を回復するための方法ですが,約3割の患者さんには力のかかりすぎや炎症によりインプラントを支える骨がなくなり,予後に悪影響を与えるという問題が起こります.そこで私たちは,世界中で行われているインプラント研究とは全く異なる点に着目し,力のかかりすぎや炎症で骨の質が劣化してこのような問題が起こると仮説を立て,動物実験を行いました.その結果,インプラントに力を加えると,早期にいくつかの遺伝子変動が起こり,このことはインプラントのデザインを変えると大きく変化することが分かりました.以上から,骨質の変動が,インプラント治療の予後決定因子である可能性が強く示唆されました.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究はインプラント治療の問題点について,今までのインプラント研究とは大きく視点を変えて骨質の点から動物実験を行いました.そして,力のかかった状態や骨質を強制的に良くしたとき,骨質がどのような因子によってコントロールされているかの仕組みを明らかにする手がかりを得られたことが大きな学術的意義であるといえます.この研究は基礎的ではありますが,研究の基盤を作ることは今後の患者さんのインプラント治療に反映できる研究が発展するための足がかりになると思われ,社会的意義も大きいといえます.
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