研究課題/領域番号 |
17K19774
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
石崎 明 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (20356439)
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研究分担者 |
藤原 尚樹 岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (20190100)
帖佐 直幸 岩手医科大学, 歯学部, 准教授 (80326694)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ビスホスホネート / BRONJ / 間葉系幹細胞 / 歯学 |
研究成果の概要 |
今回我々は、M2-MΦをex vivoで簡便且つ大量に増殖させる革新的な細胞培養技術の確立と、それを応用したBRONJ根治療法を可能にする全く新しい細胞治療の確立のための分子基盤の確立を目的とした。 これまでに我々は、骨髄由来血球系細胞(Lineage (+))細胞と間葉系幹細胞MSCとの非接触性共培養と接触性共培養により、IL-10の発現レベルが段階的に上昇することを明らかとしている。また我々は、このM2-Mφへの段階的な分極化を誘導する液性因子と接着性因子をそれぞれ同定した。現在、この研究成果を利用して、BRONJ根治療法を可能にする全く新しい細胞治療の確立を目指した研究を継続している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ビスホスホネートbisphosphonate (BP)は、悪性腫瘍の形成に伴う高カルシウム血症、腫瘍の骨転移、ならびに骨粗鬆症において、破骨細胞の骨吸収を抑制することによりそれらの症状を改善する臨床的に有効性の高い薬剤である。しかし、近年、BP系薬剤関連顎骨壊死(bisphosphonate-related osteonecrosis of the jaw (BRONJ)が高い頻度で発生している。今回の我々の研究成果により、BRONJの新規治療戦略確立のための基盤が確立された。
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