研究課題/領域番号 |
17K19780
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
遠藤 哲 弘前大学, 医学研究科, 准教授 (00322933)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | NAFLD / 腸内細菌叢 / 腸内細菌 / 脂肪肝 / 非アルコール性脂肪肝炎 |
研究成果の概要 |
1,148人の腸内細菌を解析した。腸内細菌は便検体を用いて16srRNA遺伝子塩基配列より菌群の帰属を推定した。ウイルス性肝炎やアルコール飲酒(男性30g/日、女性20g/日以上)、特定の薬剤内服を除外した874人を対象とし、腹部超音波検査にて脂肪肝を認めたものをNAFLDとし、NAFLD群と正常群を比較した。全体の1%以上の存在率を認めたのは4門、6鋼、7目、9科、12属であり、0門、2鋼、2目、3科、3属で有意差がみられた。BMIと性別による調整を行い153組の比較検討を行うとRuminococcaceae科とFaecalbacterium属がNAFLD群で有意に存在率の低値を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、様々な疾患の罹患と腸内細菌叢の関連が示唆され、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)についても報告されてきている。しかし、結果については一定しておらず、これまでの報告は医療機関をベースにした数十例程度のものを比較したものであることが理由の一つとして挙げられる。今回行った、一般住民を対象とした1,000名規模の調査での報告は前例がなく、学術的意義に富むと考える。 肥満や性別による調整を行い153組をマッチ後に行った比較検討でRuminococcaceae科とFaecalibacterium属がNAFLD群で有意に存在率の低値を認めており、NAFLD発生抑制と関連するものと考えられた。
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