研究課題/領域番号 |
17K19783
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
丸山 良子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (10275498)
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研究分担者 |
菅野 恵美 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (10431595)
丹野 寛大 東北大学, 医学系研究科, 助教 (10755664)
佐々木 康之輔 東北大学, 医学系研究科, 助教 (50755642)
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研究協力者 |
星 純子
孫 欣如
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 高齢者 / 自律神経活動 / 体位変換 / 循環動態 / 心拍変動 / 体位 |
研究成果の概要 |
高齢者は仰臥位時から左側臥位時への体位変換時に交感神経活動の指標であるJF/HF が減少し、交感神経活動の低下を示した。慢性心不全患者が右側臥位で副交感神経活動の指標HF成分の増加を示したとの先行研究とは必ずしも一致せず、測定方法の影響を受けた可能性がある。一般的に交感神経活動の低下は、心臓への負荷の軽減につながると考えられるが、今回の高齢者の事例は若年者に比べ、加齢による交感神経活動亢進の影響を受けた可能性がある。高齢者の体位変換は、仰臥位から右側臥位の体位変換を行う方が左側臥位を選択するより心臓への負荷が軽減し、安全かもしれない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急速に高齢化する日本において、手術を受ける高齢者も増加しているが、高齢者を対象に体位変換時の自律神経活動を評価した検証はない。本研究は、体位変換時の高齢者が加齢による影響で、交感神経活動の増加と副交感神経活動の低下に伴って生じる仰臥位から左右左側臥位時の変化を検証し、体位の変換を行う場合は最初に右側臥位を選択することが、心臓への負荷を低下させ、より安全である可能性を見出した。この結果は術後だけでなく、日常生活の体位変換おいても有益な知見と考える。
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