研究課題/領域番号 |
17K19792
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 帝京大学 (2018-2021) 東京大学 (2017) |
研究代表者 |
石川 ひろの 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40384846)
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研究分担者 |
秋下 雅弘 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (00261975)
亀山 祐美 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60505882)
上野 治香 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (40740668)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 医療コミュニケーション / 高齢患者 / 家族 / Shared Decision Making / 患者参加 / 自己管理行動 / 自己管理 |
研究成果の概要 |
高齢患者の治療では、複数疾患の罹患や多剤服用、認知機能・身体機能の低下など、自己管理を困難にする要因が多く存在する中で、個人の価値観や生活環境を踏まえたケアの提供が必要とされる。多様性を理解し受け容れることのできる医療者の育成、家族などを含めた協働、”悪い知らせ”の伝え方など、より高度なコミュニケーションの教育が必要である。本研究は、高齢患者とその診察に同席する家族などの付添を対象として、診察におけるコミュニケーションと家族の役割の現状を明らかにし、患者-家族間の協働と患者参加を促進するコミュニケーションツールの開発と医療者側のコミュニケーション教育プログラムを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療者との関係や治療における意思決定への参加意向、家族の関与や役割に関する規範が多様化する中、コミュニケーションによってそれぞれの視点を共有し協働関係を構築することは不可欠である。本研究では、そのような協働関係構築に向けた患者・家族の教育、医療者のコミュニケーションスキルを、日本の社会文化的な文脈の中で検討した。これは、高齢者に限らず、援助を必要とする他の患者やヘルスリテラシーの低い患者にも応用可能である。また、ヘルスリテラシーに配慮したコミュニケーションスキルや、家族など含めたコミュニケーションに関する教育に向けても示唆を得た。
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