研究課題/領域番号 |
17K19803
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
金田 礼三 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (40456413)
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研究分担者 |
菊池 ゆひ 金沢大学, 保健学系, 助教 (00749137)
長澤 達也 金沢医科大学, 医学部, 講師 (10334773)
村松 朋子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (20633118)
橋本 隆紀 金沢大学, 医学系, 准教授 (40249959)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 対話 / オープンダイアローグ / 安全性 / 安心感 / 自発性 / 世界観 / システム / 薬物療法 / リフレクティング / 社会医学 |
研究成果の概要 |
オープンダイアローグの手法を用いた話し合いの場では、対話を繰り返すことにより、参加者の自発性が促される印象があった。参加者が対等に自分の思いや興味のあることを語り、それぞれの話が無視されたり否定されたりせずに受け止められていく中で、安心感が育まれることが、自発性につながるのではないかと考えられた。自発的な活動についての話が増えていくとともに、精神症状についての訴えは減少、もしくは、みられなくなる場合があった。全体を通して安全に施行することが可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本人及び家族が求める場合において、精神科医療にオープンダイアローグを用いた介入をしていくことは可能であり、安全に施行できると考えられた。今後、急性期の精神症状について複数人で対話的に対応するシステムを確立することができれば、結果として薬物療法の行われる頻度を減少させ、薬物療法に伴う様々な問題を減少させる可能性が考えられた。オープンダイアローグの世界観を共有していく中で、医療者側にも自発性が育まれ、薬物療法以外の選択肢も考えやすくなるなどの変化が促されると実感された。
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