研究課題/領域番号 |
17K19805
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
林 徳多郎 信州大学, 医学部, 特任助教 (50600607)
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研究分担者 |
浅村 英樹 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (80324250)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 死因究明 / 溺死診断 / プランクトン / ミクロシスチン / 溺死 / アオコ / 壊機法 / LC-MS/MS |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、溺死体の血液などから藍藻類の毒素を検出する新たな溺死診断方法の開発である。溺死の死因究明は、一般的に臓器内から珪藻類を検出する方法で行われている。ところが、強酸を使用するため、安全面、環境面などに大きな問題があり、これに代わる方法が求められている。そこで、藍藻類が産生する毒素ミクロシスチンに着目し、LC-MS/MSで検出するシステムを構築して有効性を確認した。さらに溺死体66体の血液、臓器、溺水では、珪藻類は確認したがミクロシスチンは検出しなかった。本研究は進行中であり、EDTA抽出、MMPB法などの手法を加えて引き続き研究を進めているところである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
犯罪のみならず、自殺、病死、事故などの死因を明らかにすることは、故人や遺族の権利を守り、社会の安全を維持するうえで欠かせないことである。本研究では、溺死診断で古くから行われているプランクトン検査を発展させ、より安全で環境面に配意した新たな溺死診断手法の開発を行い、確実な溺死診断によって犯罪の見逃しを防ぐことを目的としている。
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