研究課題/領域番号 |
17K19809
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
若村 智子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40240452)
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研究分担者 |
西村 舞琴 (山下 舞琴) 京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (30757183)
北村 真吾 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部, 室長 (80570291)
長島 俊輔 京都大学, 医学研究科, 助教 (80826503)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 睡眠 / 糖尿病 / 保健指導 / 睡眠教育 / 睡眠の可視化 / 看護学 / 住民主体 |
研究成果の概要 |
ヒトを含む生物は、生体リズムを持っている。近年、生体リズムが乱れると、睡眠に悪影響を及ぼすだけでなく、糖尿病のリスクと関係があることが明らかになっている。睡眠および生活習慣の実態を生体リズムの視点から明らかにすることを目的に研究を行った。 糖尿病ハイリスク群は、他の群と比較して、睡眠の質と睡眠効率が有意に悪く、睡眠困難も有意に強かった。糖尿病患者への睡眠指導の必要性を示唆しているだけでなく、ハイリスク群への睡眠指導は効果が得られやすい可能性があることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回用いた睡眠の質の質問紙は、世界で共通して使用できる有益な評価ツールではあるが、就労していない高齢者を対象に調査するときは、昼寝などの他の分断睡眠の有無を確認すべきであることが明らかになった。それ故、多くの報告で、このスコアが高い場合は、対象の背景をよく考え、その値の意味をよく吟味する必要が明らかになった。また、このような考察に至る経緯の中で、住民の生活や価値観を知るためには、睡眠の様子をまず問うことから始まることが明らかになった。
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