研究課題/領域番号 |
17K19813
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
坂下 明大 神戸大学, 医学部附属病院, 特定助教 (90514662)
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研究分担者 |
恒藤 暁 京都大学, 医学研究科, 教授 (70372604)
森田 達也 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (70513000)
木澤 義之 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (80289181)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | がん / がん疼痛 / 麻薬 / ナショナルデータベース / DPC / 予後 / レセプトデータ / DPCデータ / 鎮静薬 / 終末期 / DPCデータ / コホート研究 |
研究成果の概要 |
ナショナルデータベースを用いて、胃がんで死亡した患者の麻薬使用の有無と生命予後について検討した。胃がん術後化学療法開始時のオピオイドの使用の有無と生命予後について、わずかに関連がみられた。オピオイドの種類と生命予後との関連は認めなかった。術後化学療法開始時のオピオイド使用の有無が生命予後に関連することがわかったが、オピオイドにより生命予後が短縮したかについてはわからなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、「麻薬は寿命を短くするか」という長年結論の出ていない課題について検討した。胃がん術後化学療法を受けた患者においては、術後化学療法の開始時に麻薬を使用している患者では、使用していない患者と比較すると予後が短くなる可能性が示された。ただし、麻薬の種類が予後に影響することは少なく、使用量によって予後が大きく変わることはないことが示された。麻薬が増えることで寿命が短くなるという誤解を解く一つの証拠になると考えられる。
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