研究課題/領域番号 |
17K19836
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 (2020-2021) 北海道科学大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
高山 望 北海道大学, 保健科学研究院, 客員研究員 (50451399)
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研究分担者 |
笹木 弘美 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (20275499)
松原 三智子 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (20304115)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 疾病管理 / 慢性看護 / 地域連携 |
研究成果の概要 |
高リスク群と中リスク群に対して,6か月間の介入プログラムを実施し,最後まで参加できた9名を分析対象とした.対象は,9名(男5,女4)で,平均年齢50.2±16.0歳であった.介入開始を基準として体重,肥満度,腹囲,血圧を毎月,血糖値,血管年齢は,介入開始,中間,介入終了後の時点で測定した. 知的障がい,精神疾患をもつ30~40代は,慢性疾患の診断に至っていないが,食事や運動療法が必要な集団であった.50~70代は,慢性疾患の重症化を避けるため,食事や運動療法の必要性を理解しているが,実行に移すことは難しかった.そのため,優先度の高い目標に絞って具体的な行動を示すことに効果があった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障がい者の健康ニーズに関する研究では,肥満や引きこもりが多いこと,症例ごとに包括的地域ケアの必要性が提示されている.障がい者の福祉施設には,医療者の配置基準がなく,障がい者の健康ニーズを捉え,効果的な介入をする医療者がいない.障がい者においても慢性疾患を中心とした疾病構造と共通した課題があるにも関わらず,未解決の課題である. 本研究は,障がい者の慢性疾患管理に着目している.高リスク層に対する徹底した慢性疾病管理を実施することで,疾病の予防や重症化を防ぐことができる.また,家族や福祉施設,医療機関を活用した地域連携モデルの構築を目指す必要がある.
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