研究課題/領域番号 |
17K19841
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 (2018-2019) 聖路加国際大学 (2017) |
研究代表者 |
金盛 琢也 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (80745068)
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研究分担者 |
山本 由子 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (00550766)
亀井 智子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (80238443)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 高齢者 / 退院後の支援 / テレナーシング / 遠隔モニタリング / 誤嚥性肺炎 / 遠隔医療 / 退院支援 / 看護プロトコル / 老年看護 |
研究成果の概要 |
本研究では、誤嚥性肺炎により入院した高齢者の退院後の生活を支援するためのテレナーシングシステムを開発し、高齢者への試用を通してシステムのユーザビリティを評価した。開発したテレナーシングシステムは、タブレット端末で使用する患者用問診アプリケーションとWEBカルテで構成され、高齢者が血圧や呼吸器症状等の項目を毎日自宅で入力・送信し、異常がないか看護師が確認し指導を行うものである。誤嚥性肺炎で入院し自宅へ退院した80代男性3名への試用により、開発したテレナーシングシステムは7割程度の日数で正しく使用でき、発熱や息切れ等の異常を発見できた。また調査終了時には健康管理に役立った等の意見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
誤嚥性肺炎は高齢化の進展により近年その罹患者が増加している。特に嚥下機能が低下した高齢者における退院後30日以内の再発・再入院が問題となっており、肺炎が治癒し自宅に退院した後の看護支援は重要である。本研究により開発したテレナーシングシステムは、退院後の高齢者の健康状態を継続的に収集し評価・指導することができ、従来の外来や訪問サービスにおける看護支援に加え、退院した高齢者を支える新たな看護支援として有用であると考える。
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