研究課題/領域番号 |
17K19842
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
阿部 幸恵 東京医科大学, 医学部, 教授 (20449218)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アクティブラーニング / シミュレーション教育 / 臨床判断力 / 看護学教育 / 看護師 / 看護教育 / 看護学生 / シュミレーション教育 / 看護教育学 |
研究成果の概要 |
看護師の臨床判断力を強化するためのアクティブラーニング型教育プログラムの開発を行った。作成したプログラムは、全24症例である。すべての症例の患者データは雑誌上で公表されるとともに、教育用の模擬電子カルテに収納した。看護師は、それらのデータを読み、その後に、患者関連図を作成し、患者の全体像を理解し、臨床推論および臨床判断を行っていくという学習を繰り替えし行う。繰り返しの学習は、看護師の情報収集の力を強化し、結果的に臨床判断力の向上につながった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により作成したプログラムは、全24症例ともに、臨床で看護師たちが情報収集する内容のすべてを雑誌上もしくは教育用の模擬電子カルテに収めて学習できるようにした。そのために、実際にプログラムで学習した内容が、即現場での情報収集・臨床推論・臨床判断に応用できる。また、個人の臨床判断力の強化のみでなく、指導者レベルの看護師が本プログラムでの学習を行うことで、自ら専門知識を増やし、推論や臨床判断を問いながら学習を進めたことで、後輩への発問力や看護者としての思考についての指導力も強化された。臨床での看護師の指導力には課題がある中、指導者養成という点でも意味のある研究となった。
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