研究課題/領域番号 |
17K19843
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
和田 淳 東京医科大学, 医学部, 兼任准教授 (10246291)
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研究分担者 |
浦松 雅史 東京医科大学, 医学部, 准教授 (00617532)
筧 淳夫 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 教授 (30370951)
藤澤 由和 宮城大学, 事業構想学群, 教授 (70387330)
大坪 陽子 東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (60811669)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 医療事故 / 事故報告 / 音声データ / 医療安全 / ボイスレコーダー / 音声記録 / 行動記録 / 事故情報 |
研究成果の概要 |
具体的な臨床現場において医療従事者各人が、携帯性に優れた収音機器を保持し、音声データを記録する環境を構築し、具体的な仮想的状況下における音声データの取得の可能性の検証は一定程度、その有効性が示された。今後、取得データの容量が大規模なものとなる場合においては、データの同期および分析に関する方法論に関しての検討が必要である。 さらに収音技術およびその関連技術の進展は著しく、音声データの取得、分析用データの構築、分析といった一連のプロセスが一貫して行えるようになってきており、こうした技術を適応することにより、音声取得とその解析作業の精度と効率を著しく高めることができると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療事故が発生した場合、早急な対応が求められると同時に、事故の根本原因を明らかにし、組織的な対応を取る必要性が求められている。しかしながら、既存の事故報告書や、当事者らへの聞き取りなどの情報では、事故状況の全貌を明らかにすることは不可能に近く、再発防止策を組織的な形で十分に検討することが難しい。 そこで事故情報の取得に関しては、個々の医療従事者の様々な行動に着目し、その包括的な把握を試みる必要がある。さらに医療従事者らの行動を、当事者らのプライバシーに配慮しながらも、客観的かつ網羅的に把握することを通して、事故調査活動の有効性を高めることに繋がり、医療事故の再発予防に大きく寄与すると考えられる。
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