研究課題/領域番号 |
17K19844
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
中村 安孝 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (40598851)
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研究分担者 |
笠原 典夫 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (30778478)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 法歯学 / 個人識別 / 大規模災害 / 身元確認 / 光学印象採得 / 光学印象採得装置 / 歯科的個人識別 / 大規模災害時身元確認 / 社会系歯学 |
研究成果の概要 |
デジタル印象採得装置・口腔内スキャナーは、口腔内の状態を詳細な3Dモデルとして再現することができる新しい歯科診療機器である。本研究では実際の口腔内を診査する代わりに、デジタル印象によって得られた3Dモデルを診査して歯科所見の採取が可能である事を示し、それによって災害現場の身元確認の際に、犠牲者の口腔内をデジタル印象して保存し、そのデータを活用することによる歯科所見を用いた身元確認が行える可能性を示した。また、工業製品の品質を管理するアプリケーションを使って、2つの口腔内3Dモデルを重ね合わせることにより、歯や歯列の大きさや形状から個人を識別するための基本的技法を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科医師による身元確認では被災地県外からの応援が必要となった際に、日々の業務を中断して被災地への派遣要請を受け入れる事が可能な歯科医師の数には限りがあり、また被災地側も災害が大きければ大きいほどに十分な人数の歯科医師を受け入れる事が困難となる。本研究では、現地で身元不明者の口腔内3Dモデルを取得し、そのデータを全国の歯科医師に送信して作業を行う身元確認様式を提唱するものであり、その為の基礎研究となっている。
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