研究課題/領域番号 |
17K19850
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
堀江 淳 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (60461597)
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研究分担者 |
林 真一郎 国際医療福祉大学, 臨床医学研究センター, 教授 (50211488)
高橋 浩一郎 佐賀大学, 医学部, 講師 (70549071)
金子 秀雄 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 教授 (20433617)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | COPD / 動的肺過膨張 / 最大吸気量 / 慢性閉塞性肺疾患 / 過換気 / 社会医学 / 呼吸リハビリテーション |
研究成果の概要 |
20回リズム最大吸気量(IC-20)、40回リズム最大吸気量(IC-40)は高い再現性を有していた。IC-20、20回リズムと40回リズムの差(IC変化量)に有意な測定誤差はなく、IC-40は測定誤差があった。IC変化量との関連は、気道の閉塞指標、息切れなどと関連が認められた。IC変化量の関連因子として気道閉塞の指標が抽出された。IC変化量の1年間の縦断変化とFEV1、FEV1%、%FEV1の1年間の縦断変化には有意な相関が認められなかった。IC-40、IC変化量は、気道抵抗の指標とも関連があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
過換気最大吸気測定法は、慢性閉塞性肺疾患患者に対する簡易的、定量的動的肺過膨張評価法となりうることが示唆された。ただ、20回リズムを安静呼吸の模擬とし、40回リズムを運動時の呼吸を模擬として方法設定したが、40回リズムに変更したときに、頻呼吸とはなるが、運動時の呼吸様式である過換気を模擬できていないこともわかった。今後、方法論の見直しが必要である。 動的肺過膨張は、COPD患者にとって最も問題となる意義切れの最大要因であり、その評価は重要である。過換気最大吸気測定法を実際臨床で活用いただくことにより、今後追加データ、成果が報告される可能性を見いだせたことは社会的にも意義深いことであると考える。
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