研究課題/領域番号 |
17K19852
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
野間 春生 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (00374108)
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研究分担者 |
黒田 知宏 京都大学, 医学研究科, 教授 (10304156)
加藤 源太 京都大学, 医学研究科, 准教授 (20571277)
杉山 治 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (40586038)
大鶴 繁 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60437225)
下戸 学 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (80548412)
松村 耕平 立命館大学, 情報理工学部, 講師 (80629600)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 災害支援 / SNS / 会話分析 / 社会医学 / 災害訓練 |
研究成果の概要 |
本研究では、災害派遣医療チーム(DMAT: Disaster Medical Assistance Team)の被災地での救援活動を支援するために、DMATが現場で用いる情報共有手段としてのSNS(Social Networking Service)のあり方を研究した。ここでは実際の災害支援の際に用いたLINEでの派遣隊と後方支援隊の会話を対象としてSNSを用いることによるメリットと潜在的課題を明らかにし、さらにそれらの課題を解決するシステムを設計した。試作システムによって効果を評価し、将来に現場で運用可能なシステムへと繋げる課題を明確にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DMATは大規模災害の場で急性期に活動できる機動性を持った専門的訓練を受けた医療チームある。災害現場のDMATは隊員間や後方支援隊との情報共有手段として電話やメイルを用いていたが、2016年に発生した熊本地震での救助活動では初めてLINEを利用した。LINEは日常から使い慣れたツールであり現場での情報の共有が進んだが、チャットの参加者が増加するにつれ、多くの会話の中に必要な情報が埋もれることがあった。本研究では、このような救援活動に影響の大きな通信手段の課題を見いだし、DMATのための通信手段の設計を提案する。
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