研究課題/領域番号 |
17K19853
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 京都光華女子大学 (2018-2019) 明治国際医療大学 (2017) |
研究代表者 |
森 久美子 京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (60468949)
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研究分担者 |
高田 律美 四国大学, 看護学部, 准教授 (20515803)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 途上国 / 母子保健 / 妊婦健康診査 / 受診行動 / 国際看護 / セルフケア / 胎児死亡 |
研究成果の概要 |
ザンビア共和国では異常の早期発見の見地から,妊娠期間中の初診を14週目,健診回数を8回としているが,妊婦の行動変容が困難で,初診の遅れや未受診からハイリスク妊娠が減少しない.妊婦自身が受診の必要性を理解し, 受診行動につながる取組みを現地スタッフと模索し,「妊婦健診カード」と「マタニティマーク」の配布を実施した.現地視察では,主任助産師とカードとマークが有効活用できているか, 課題は何かを確認し,改善策を視察のたびに検討した.初診の問診や集団保健指導を保健ボランティアに委任しているため,妊婦健診の意義や高血圧の数値など妊婦に必要な知識を追加してもらうために説明文を作成して補っている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
途上国の母子支援は長年行われてきているが,現地との文化や社会的背景の違いを考慮せずに進めることにより,支援の期間が終了すると同時に中断してしまうケースが多い.本取組みは,取組み開始前から現地スタッフの意見を重視してきた.途上国においてハイリスク妊娠を減少させるために何が有効であるか,その取組みは現地スタッフだけでも継続できるかを何度も討議し,妊婦自身による自宅での自己管理が難しい現状から初診を早めることと8回受診することを目標とした.さらに,取組み開始後もトラブルが発生した時は現地スタッフと討議していることから現地の現状に即した持続可能な取組みとなっている.
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