研究課題/領域番号 |
17K19862
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
村松 真千子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (40331483)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 在宅医療 / 医療的ケア / 小児 / 診療看護師 / 訪問診療 / 医療的ケア児 / 訪問診療看護師 / 制度創設 / 看護政策 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、在宅で医療的ケアを必要とする小児のために、在宅医療を支援する新たな医療専門職「小児訪問診療看護師」の骨子を明らかにすることである。6名の家族を対象に、在宅医療を継続する中で経験する困難さ・良さや要望について、インタビュー調査を行った。逐語録を分析素材として小児と家族のニーズに根拠をおく「小児訪問診療看護師」の骨子を検討した。その結果、7つの骨子が明らかになった。医療支援の骨子は、病院に所属して訪問診療の実施、病態変動時の相談や往診、多職種との連携、災害時に医療チームのリーダーであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、小児が在宅医療を安心して継続できるよう、新たな医療専門職「小児訪問診療看護師」制度の創設に向けて骨子案を検討した。「小児訪問診療看護師」は、在宅療養をしている小児と家族が大切にしている「病院との絆」を重視している点に特徴がある。退院後の病院の主治医的存在にも、また地域でのかかりつけ医的な存在にもなれると考えている。利用者本位の制度であり、利用者の安心できる在宅医療に貢献できると考えている。また、超高齢社会の中で在宅医療を必要とする高齢者を対象にした「高齢者訪問診療看護師」の誕生にもつながる意義ある新制度であると考えている。
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