研究課題/領域番号 |
17K19864
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
松尾 洋孝 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 分子生体制御学, 准教授 (00528292)
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研究分担者 |
中村 好宏 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 進学課程, 准教授 (60415255)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 尿酸輸送体 / 神経疾患 / QOL / 痛風遺伝子 |
研究成果の概要 |
尿酸は高い抗酸化作用を持ち、神経疾患に対して保護的に働く。特に、高尿酸血症や痛風があると、パーキンソン病(PD)の発症年齢が遅くなることが知られていたが、詳細は不明であった。本研究により、国内のPDの研究リソースと研究基盤の整備が進み、尿酸関連遺伝子に関連する分子遺伝疫学的解析が実施された。国際プロジェクトである「COURAGE-PD」にも参画し、今後その成果が得られる見込みである。これより尿酸関連遺伝子に着目した新規の予防因子を明らかにして、それらの知見をもとにしたPDのゲノム個別化予防法の開発に資する成果が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーキンソン病(PD)は神経変性疾患の中でも最も頻度の高い疾患である。L-ドーパなどを含めた様々な治療薬が開発されてきているが、これらはPDの進行を抑えることが主眼である。そのため、先制医療的に、あるいは予防医学的な観点から神経保護作用のある治療分子標的や、予防に資する標的の同定がなされれば、臨床上の有用性は極めて高いものである。本研究構想でターゲットとする尿酸と尿酸関連遺伝子は、まさにPDを含む神経変性疾患の先制医療や予防医学に直接的に役立つことが期待できるものである。
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