研究課題/領域番号 |
17K19866
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
佐藤 正明 国立感染症研究所, ウイルス第一部, 主任研究官 (30442966)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 日本紅斑熱 / Rickettsia japonica / モデル動物 / 感染実験 / 日本紅斑熱リケッチア / 実験用マウス / C3H/HeNマウス / Rickettsia / 病原性 / リケッチア / 発現組換えタンパク質 / ワクチン / 大腸菌発現組換えタンパク質 / 組換えタンパク質 / 診断 |
研究成果の概要 |
R. japonicaは日本紅斑熱の原因菌である。本研究でR. japonicaの感染価測定の系を確立し、抗菌薬感受性に応用し、その結果はJournal of Infection and chemotherapyに掲載された。さらにマウスにR. japonicaを接種した。1E6 PFUのR.japonicaの接種でC3H/HeNとBALB/cマウスで有意に体重が減少した。またC3H/HeNマウスからはR. japonica特異的抗体、脳、肺、肝臓、脾臓からR. japonicaの存在が確認された。これらの結果から、C3H/HeNマウスは日本紅斑熱のモデル動物として有用であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
R. japonicaの感染価測定の系を確立したことで、今後ワクチンの効果を測定するための50%致死量を決定に応用できる。また、日本紅斑熱のモデル動物の確立を提唱することで、今後、未だに不明瞭な部分がある日本紅斑熱の病態進行メカニズムやそれに伴う宿主の免疫反応の解明といった基礎研究で、またモデル動物を用いて薬剤試験を行うことで、日本紅斑熱治療における適正な薬剤使用についてのガイドラインを確立することに寄与できる。ワクチンおよび組換えタンパク質のようなサブユニットワクチンの効果測定といった日本紅斑熱の予防に向けた臨床への応用ににつながることが期待できた。
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