研究課題
挑戦的研究(萌芽)
頸動脈プラーク進展の定義とその後の循環器病発症リスクとの関係は不明瞭であった。我々は追跡可能な4724名を対象に2年ごと頸部超音波検査を20年間実施した。59,909人年の追跡研究の結果、脳卒中221名、CHDが154名観察された。総頚動脈最大IMT>1.1mmをプラークと定義し、循環器病発症予測を一番説明できることが分かった。さらにプラーク進展後の循環器病発症との関係も明らかとなった。さらに、プラーク進展に関するリスク因子を同定し、性年齢、収縮期血圧、総コレステロール、HDLCコレステロール、過体重、喫煙、糖尿病がみられ、これらの因子を用いてリスクスコアを開発した。
生活習慣の改善のポイントや動脈硬化罹病のリスクスコアーを世界で初めて示すことが出来るため、動脈硬化ガイドラインなどで引用でき、動脈硬化予防に大きく寄与することが可能な研究といえる。これらのエビデンスを用いて、頸動脈エコー検査を実施せずとも、健診や外来のデータを用いてプラーク進展の予測確率を簡便に掲載できることが可能となる。
すべて 2020 2019 2018 2017 その他
すべて 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 3件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 14件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 10件、 招待講演 3件) 図書 (3件) 備考 (1件)
Journal of Atherosclerosis and Thrombosis
巻: 27 号: 11 ページ: 1160-1175
10.5551/jat.48843
130007933942
巻: 27 号: 7 ページ: 641-643
10.5551/jat.ED134
130007867734
Journal of Epidemiology
巻: 30 号: 4 ページ: 183-187
10.2188/jea.JE20180251
130007828828
巻: 27 号: 3 ページ: 204-214
10.5551/jat.49577
130007804185
巻: 27 号: 1 ページ: 60-70
10.5551/jat.49098
130007779018
Hypertension
巻: 75 号: 2 ページ: 333-341
10.1161/hypertensionaha.120.14874
Journal of Prosthodontic Research
巻: 64 号: 3 ページ: 346-353
10.1016/j.jpor.2019.10.001
130007885705
Odontology
巻: ‐ 号: 4 ページ: 1-7
10.1007/s10266-020-00501-3
Journal of Obstetrics and Gynaecology Research
巻: 46 号: 3 ページ: 517-526
10.1111/jog.14206
Journal of the American Heart Association
巻: 8 号: 3
10.1161/jaha.118.010628
Environ Health Prev Med
巻: 24 号: 1 ページ: 13-13
10.1186/s12199-019-0767-y
Environ Health Prev Med.
巻: 24 号: 1 ページ: 19-29
10.1186/s12199-019-0771-2
120007128165
J Am Heart Assoc.
巻: in press 号: 11
10.1161/jaha.117.007720
J Am Heart Assoc
巻: 7 号: 23
10.1161/jaha.118.011120
J Cardiovasc Electrophysiol
巻: 29 号: 3 ページ: 446-455
10.1111/jce.13403
Circulation Journal
巻: 81 号: 11 ページ: 1580-1588
10.1253/circj.CJ-17-0277
130006179872
Prim Care Diabetes
巻: 11 号: 5 ページ: 461-466
10.1016/j.pcd.2017.04.007
http://www.ncvc.go.jp/pr/release/180601-2_press.html