研究課題/領域番号 |
17K19897
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
狩野 豊 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (90293133)
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研究協力者 |
小林 孝嘉
中田 和明
田中 宏樹
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 骨格筋 / 筋線維タイプ / ミトコンドリア / フォトサーマル顕微法 / 筋線維組成 / バイオイメージング |
研究成果の概要 |
骨格筋の筋線維タイプ(速筋,遅筋線維)は,ミトコンドリア分布や形状に異なる特徴を持つ.本研究は組織中に含まれている光吸収性の分子を利用して画像化するフォトサーマル (PT) 顕微鏡顕微鏡を用いて,骨格筋線維タイプ別のミトコンドリア特性を明らかにすることを目的とした.観察結果により,ミトコンドリア形状は,遅筋線維では細長い形状が多く見られ,速筋線維では点状の形状が見られた.PT顕微鏡は,未固定,非染色の条件下でミトコンドリアのイメージングを可能にすることから,生体内での筋線維タイプの同定に利用できることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨格筋線維(筋細胞)は大きく速筋と遅筋に分類され,神経系や代謝的な特長が決定される.骨格筋研究において,筋線維タイプを分類することは基礎的な生体情報として重要である.これまで,筋線維タイプを生きたまま生体内で分類する方法は開発されていなかった.本研究はフォトサーマル(光熱変換)顕微法によって,線維タイプ別にミトコンドリア含有量や形態特性の違いを評価することに成功し,速筋と遅筋線維を生体内で同定することが可能であることを見いだした.
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