研究課題/領域番号 |
17K19900
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
樋口 京一 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (20173156)
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研究分担者 |
澤下 仁子 信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (40359732)
森 政之 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (60273190)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 老化 / マウス / コエンザイムQ10 / アミノレブリン酸 / 寿命 / 健康増進効果 / 機能性食品 / 生理活性物質 / 健康増進 / 生理活性 / 動物 / 食品 |
研究成果の概要 |
高齢者の健康増進効果が報告されている還元型コエンザイムQ10 (CoQH2)とアミノレブリン酸(ALA)の老化進行に対する効果を老化研究の標準系統であるC57BL/6マウスを用いて検討した。CoQH2含有餌、ALA含有餌、コントロール餌を4週齢から死亡まで雌C57BL/6マウスに投与した。平均及び最大寿命や生存曲線にはCoQH群とコントロール群で差異はなく、ALA群は有意に短縮した。老化度は若齢時にのみCoQ10及びALA群で改善効果が認めれれた。ブドウ糖負荷試験などの主な生理的な指標での有意差は認められないが、血清中性脂肪がALAで顕著に減少し、老化アミロイドーシスの沈着が促進された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の疾患の基盤にある生命現象は『老化』であり、老化の遅延処方が予防に重要である。還元型コエンザイムQ10 (CoQH2)やアミノレブリン酸(ALA)は抗老化効果を持つサプリメントとして 期待されているが、促進老化、糖尿病などの基礎疾患を持つマウスでの解析のみで、正常マウスを用いた科学的検証が必要である。C57BL/6マウス(老化研究の標準系統)にCoQH2とALA含有餌を生涯にわたり投与し、寿命解析を実施した。予想とは異なりCoQH2及びALA投与群は寿命や生存曲線にはコントロール群と差異はなく、ALA群は有意に短縮した。今後のマウスを用いたサプリメントの効果解析に貴重な情報を与える。
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