研究課題/領域番号 |
17K19903
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西田 佳弘 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院教授 (50332698)
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研究分担者 |
新井 英介 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40612841)
生田 国大 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40732657)
樋口 善俊 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (80792738)
酒井 智久 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (40821971)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | LED / 骨粗鬆症 / ビタミンD / サルコペニア / 骨密度 / 医療・福祉 / 臨床 |
研究成果の概要 |
深紫外線の波長を限局して照射できるLED機器により、副作用の少ない波長(315nm)で、血中25(OH)D値を有意に上昇させることを明らかにした。血中25(OH)D値を有意に上昇させる最小照度・照射量の条件(週2回、1回照射照度0.16mW/cm2、照射量1 kJ/m2)を決定し、加齢モデルマウス(SAM-P6マウス)を用いて、Trabecular bone mineral densityの上昇を確認し、破骨細胞誘導が抑制されることが確認された。また筋量も有意に上昇することを確認した。波長限定LED照射により、骨粗鬆症、サルコペニアの新規治療法となる非臨床POCを得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨粗鬆症に対しては有効な薬物治療は各種開発されているがコストが高く、大きな副作用が報告されている。患者の薬物に対するアドヒアランスも問題となる。またサルコペニアに対する有効な治療法はまだ確立されていない。本研究により、LED機器を使用した深紫外線照射は、ビタミンD産生上昇を介して副作用少なく骨粗鬆症とサルコペニアの新規治療法となる可能性が示された。超高齢化社会を迎える日本、世界に対して低コストで汎用性のある治療法となることが期待される。また治療機器は携帯化が可能であるため、多様な医療現場、家庭で使用できることも利点である。
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