研究課題/領域番号 |
17K19923
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
國安 弘基 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00253055)
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研究分担者 |
谷 里奈 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (20783872)
大森 斉 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (80213875)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | がん性悪液質 / がん性サルコペニア / 中鎖脂肪酸 / シスチン / プテロスチルベン / ベルベリン / 悪液質 / アミノ酸 / ビタミン / 骨格筋 / グルコース / ミトコンドリア / エネルギー代謝 / サルコペニア / 糖 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
がん性サルコペニアに対する栄養素の効果を検討したところ、グルコースは強い筋保護作用を示したが腫瘍増大を促進した。中鎖脂肪酸は強い抗腫瘍効果と中等度の筋保護作用を示した。これに対し、グルコースと中鎖脂肪酸を併用すると、腫瘍増大効果は相殺され、強い筋保護作用が認められた。これに、中等度の抗腫瘍効果と筋保護作用を示すシスチン・テアニンやプテロスチルベンを併用することががん性サルコペニアの抑制に有効と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により明らかとなったがん性サルコペニアに有効性を示す栄養素を用いた栄養介入は、簡便で低価格なもので容易に臨床応用可能である。これらに、適切な運動介入を組み合わせることでより効果的ながん性サルコペニアに対する改善効果が得られることが期待される。このような、簡便な方法によるがん性サルコペニアの抑制は、がん患者の社会復帰を促進すると考えられる。
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