研究課題/領域番号 |
17K19942
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
健康科学およびその関連分野
|
研究機関 | 中京学院大学短期大学部 |
研究代表者 |
由良 亮 中京学院大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (10398985)
|
研究分担者 |
楠瀬 千春 九州栄養福祉大学, 食物栄養学部, 教授 (70722271)
萩原 勇人 東筑紫短期大学, 食物栄養学科, 教授 (80794213)
藤岡 美香 中京学院大学短期大学部, その他部局等, 助教 (10822687)
山本 麻衣 中京学院大学短期大学部, その他部局等, 助教 (60822690)
浜野 純 中京学院大学短期大学部, その他部局等, 講師 (90724873)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 包丁 / 見える化 / モーションセンサー / 熟練 / 学習 / 包丁技術 / 調理技術 / 感性工学 |
研究成果の概要 |
包丁技術は、栄養士の就業先においてはスピードと正確性が求められる技術であり、養成施設では不可欠な教育となっている。しかし、その学習に必要な時間は十分でない。この原因として、「熟練」と呼ばれる「慣れ」を要する技術という前提があり,自身の「慣れ」を意識できず指摘することができないためと考えられる。そこで、本研究では IoT技術を利用することで、この違いを「見える化」することを第一の目的として実施した。 その結果、学習者・熟練者ともに包丁操作を「見える化」することができた。学習者は「切る」意識、熟練者は「包丁を動かす」意識が強く、またそれを指摘することで一定の教育効果も確認することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した手法は、センサーモジュールについて改良の余地があるものの、手に持って操作する道具全てに適用可能である。特に反復操作を行う操作については、明確に特徴を「見える化」することが可能である。 研究期間では最終目標としていた、センサーフュージョンによる対象道具の位置推定は出来ていないが、2個のセンサーを個別に判定するだけでも、道具の運動の詳細を把握することにつながっており、熟練者と学習者の違いを明確化することに成功している。手道具を要する熟練技術は多岐に渡っており、その適用範囲は調理や食品加工技術に留まらない。様々な分野の「熟練の技」を記録することができると考えられる。
|