研究課題/領域番号 |
17K19965
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
斎藤 隆文 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60293007)
|
研究分担者 |
高橋 時市郎 東京電機大学, 未来科学部, 教授 (50366390)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | 形状処理 / コンピュータグラフィクス |
研究成果の概要 |
2層の2次元微細幾何構造によるモアレに関して,従来のモアレ縞の理論を拡張した.微細構造の位相ならびにコントラストの局所設定により,モアレを任意の範囲で局所的に生成させ任意の方向に動かす手法を提案した.これらを組織的に配置することで,回転,渦,収束,発散,落下,波など,従来のモアレにはない種々の動きの生成に成功した.カラー静止画および白黒掲示板に適用し,モアレによる効果的な動き付与を実現した.また,実物とCGの見え方に関連した種々の研究において,新たな知見が得られた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間の視覚は視野内の動くものに敏感に反応し,そこから多くの情報を得ている.本研究により,視点位置の単純移動だけで,静止画像上に様々な動きを付加提示できる.これは,従来にない革新的な情報提示技術であり,広い分野において斬新な応用が期待できる.例えば,掲示板や広告板における視覚効果の飛躍的向上,アートの素材やエンターテインメントへの応用のほか,自身の移動速度を錯覚させることによる安心・安全の向上などが考えられる.
|