研究課題/領域番号 |
17K19971
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
|
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
津邑 公暁 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00335233)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 計算再利用 / Approximate Computing / 近似計算 / 畳み込みニューラルネットワーク / 機械学習 |
研究成果の概要 |
本研究では,Approximate Computing(近似計算)のための統一的な計算基盤の実現を目指した。画像処理や機械学習といった,大規模データを入力とする処理に対する効果を確認した。特に畳み込みニューラルネットワーク(CNN)に対しては,大幅な計算量の削減が期待できることを示した。また計算基盤のハードウェアについても,その構成および実装の検討を行った。スーパスカラプロセッサをベースとした設計を行い,その速度および消費電力について評価した。また,消費電力の削減手法についても設計し,シミュレーションによりその効果を確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請研究は,Approximate Computing(近似計算)の統一的適用手法の発見,および,可用性の高い近似計算基盤の実現を目指して研究を行った.今後の発展が期待されている科学技術分野は,その多くが,ビッグデータマイニング,機械学習,コンピュータビジョンなど,大規模データの高速処理が必要とされるものであることから,計算量自体を削減することに対する要求は大きく,これまで検討すらされていなかったこの「統一的な近似計算基盤」に関して検討を行ったことは,広きにわたる学術分野・産業の発展につながることが期待できる.
|