研究課題/領域番号 |
17K19975
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
|
研究機関 | 名古屋大学 (2018-2019) 京都大学 (2017) |
研究代表者 |
石原 亨 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (30323471)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
|
キーワード | 計算機システム / 光コンピューティング / 光集積回路 / フォトニック結晶 / ハイパフォーマンス・コンピューティング |
研究成果の概要 |
本研究課題は、光を情報担体としてネットワーク内で高速計算を行う光コンピューティング技術の開発を目的とする。この目的のために、光並列加算器、光並列乗算器、光ニューラルネットワークなど、いくつかの光演算ユニットを開発した。単一の光デバイスの遅延は1ピコ秒未満であるため、光デバイスを回路構成要素として使用することにより、算術演算の計算速度をピコ秒のオーダーに抑えることができる。この超低遅延が、光デバイスを光回路合成に使用する根本的な動機である。光回路の消費電力を削減するいくつかの重要な技術の開発も行った。光電子回路シミュレーションにより、回路の光速動作を実証した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
あらゆるものがインターネットに接続されるIoTの時代が到来し、第5世代通信(5G)技術が実用化されようとしている。5G以降の6Gや7Gにおいては、あらゆるものが超低遅延で通信するための技術が必須となる。例えば遠隔医療や自動運転車同士の通信には超低遅延演算が最重要技術となる。本研究課題は、光の速度で演算を行う光コンピューティングの基礎設計技術を世界に先駆けて開発した。産業的にも学術的にもその意義は大きい。
|