研究課題/領域番号 |
17K19976
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 裕一 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (40227947)
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研究協力者 |
秋田 純一
戸田 真志
佐藤 真一
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 質感 / 操作感 / 予測・期待 / 筋活動 / 反射 / 力覚 / 質感・操作感 / ユーザインタフェース |
研究成果の概要 |
本研究は,「期待・予測」によって起こる「質感・操作感の変容」に対し,筋活動を計測することによって生理学的な指標を与え,定量的な議論ができるようにモデル化することを目的とした.本研究期間では,力覚呈示デバイスを用いた実験環境を構築し,動作意図や期待・予測に応じて現れる筋活動のパターンを筋電位計測を通して解析するための基礎的な設計と実験による検証を行った.それに基づき,筋活動から得られる種々の特徴に応じて反力を返すシステムの構築と基礎的な実験を行った.これにより,期待や予測に応じて質感・操作感を変化させるシステムの設計指針など,今後の発展的研究の基礎となる知見を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工物の「質感や操作感」は,人間が人工物を正しく安全に,また,快適に利用できるかどうか,また,人工物に好感を持つかどうかを大きく左右する要素である.パワーアシストや介護ロボットのように身近にロボットが急速に増えつつある現在,このような質感や操作感を科学することは喫緊の問題になりつつある.本研究では,期待や予測に応じた筋活動の計測方法や質感・操作感を変化させるシステムの設計指針など,今後の発展的研究の基礎となる知見を得た.将来的に,使いやすさや安心感だけでなく,ユーザに様々な刺激を与え,興味や親しみなどを持たせる人工物を設計するための基礎技術となることが期待できる.
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