研究課題/領域番号 |
17K19981
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
藤田 聡 広島大学, 工学研究科, 教授 (40228995)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 分散ファイルシステム / アクセス制御 / WebRTC / P2P / 細粒度情報共有 / データストリーム / 手書き情報の共有 / P2Pシステム / ピアツーピア / ファイル共有 / 匿名性 / 分散ハッシュテーブル |
研究成果の概要 |
対象となるドメインを手書き情報のリアルタイム共有に絞って課題について取り組んだ.まず対象をキャンバスへの手書き情報などの二次元情報に限定し,手書き情報のリアルタイム共有という文脈のもとで細粒度アクセス方式の検討を行った.具体的には,ストローク情報の交換方式と整合性の維持方式に関する網羅的な検討を行い, Firebaseによるリアルタイムデータベースによる実装とWebRTCによる任意の端末間での情報転送を通して,十分短いレイテンシで高い分解能での情報共有が行えることを実証した.また実装システムでは,アクセス権限の簡潔な指定と,セキュアな情報交換がともに実現されている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まず本課題の背景は,研究開始後の1年間に大きく変化した.まず汎用のテキストエディタであるAtom エディタを共同編集に用いるためのプラグインが公開され,本課題で目指していた方向のプロダクト がWebRTCを用いて実現された.そして手書き情報の共同編集に関しても,Chrome canvasなどのクラウドベースのソリューションが数多くリリースされた.本研究課題の成果はそれらのアプローチをさらに発展させるものであり,社会的な意義は大きい.また分散システムの分野における最近の潮流の一つであるCRDの新しい適用分野としての意義もあり,学術的な価値も高い.
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