研究課題/領域番号 |
17K19982
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
来嶋 秀治 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (70452307)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アルゴリズム理論 / 分散計算論 / 自律分散ロボット |
研究成果の概要 |
分散計算論は,小さな計算(局所計算)を統合して全体を計算するための理論である.計算において,環境の変化(うごき)は本来回避して制御すべき対象であるが,本課題では,逆に「うごき」を分散計算に積極的に取り込むための理論研究に取り組んだ. 自律分散ロボットやモジュールロボットの分散アルゴリズム設計で成果を得たほか,線分上の中点探索問題や動的グラフ上のランダムウォークの解析などの新しい研究領域を開拓する成果を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
爆発的な普及と発展を見せる人工知能,ドローンやKilobotsなどの群ロボット,IoTや安価センサーネットワークなど,大規模・自律分散計算の社会的需要は高まっている.また,分子計算,化学反応系,ゲーム理論など潜在的/長期的な応用も多い.現実の計算においては,環境,計算主体とも時々刻々と変化するが,このような変化する環境での計算理論は未成熟で,世界的にも関心の高い課題である.上述の社会的需要も踏まえ,本課題の取り組む基礎理論の展開は重要といえる.
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