研究課題/領域番号 |
17K19983
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報科学、情報工学およびその関連分野
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
福田 晃 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (80165282)
|
研究分担者 |
石田 繁巳 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (10724388)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | 情報ネットワーク / (高度道路交通システム) / 音響センシング / サウンドマップ / ITS(高度道路交通システム) |
研究成果の概要 |
本研究は,赤外線や磁気センサなどを用いた従来技術よりも低コストに車両を検出することを目的としている.これに向け,道路横の歩道上に設置したステレオマイクを用いて複数の車線を通過する車両を検出するシステムを提案し,この実現に向けた研究開発を実施した.ステレオマイクでは到来方向しか分からないことから,車両の移動方向と車線の違い方向の2軸を区別しての車両検出は困難である.このため,異なる車線を走行する車両の挙動の違いに着目した検出技術を開発し,道路の片側から複数車線の車両を検出する技術を実現した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により低コストに交通状況をモニタリングする新しい技術の基盤が確立された.本成果によってより多くの道路でのモニタリングが可能となり,道路交通の効率,機能性などの向上に大きく寄与できる.特に,超低消費電力な車両検出技術は太陽光発電などの自然エネルギーを利用したセンシングシステムの実現に向けて有用であり,電源の確保が困難となる山奥なども含めて道路交通を発展させるための基盤となりうると期待される.
|