研究課題/領域番号 |
17K19994
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
倉橋 節也 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (40431663)
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研究分担者 |
吉田 健一 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (40344858)
津田 和彦 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (50302378)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 社会システム / シミュレーション / 教育システム / 社会ネットワーク / 組織ネットワーク / 家族システム / 族譜 / 歴史シミュレーション / 家系図 / エージェント / 歴史データ / 社会シミュレーション / データ同化 |
研究成果の概要 |
本研究では、東南アジア諸国に点在する華僑の族譜データを分析することで、近隣諸国への華僑ネットワークを通して、一族の教育システム手法を明らかにすることを目的とする。その結果、華僑として中国本土から渡ってきた先人たちは、一族の会館を建立し、故郷から若い優れた人材を呼び寄せ、共同資金によって高等教育教育支援を行うこと。そして地元の経済界に貢献し、家族を作っていく教育システムによる華僑経済の形成過程が一定程度明らかとなった。また、新型コロナの影響で、現地での継続調査が中断を余儀なくされたため、国内企業を対象に、継続的にイノベーションを生み出す組織ネットワークについての研究を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国の経済成長の要因のひとつに、人口の大きさに加えて彼らの強力な教育システムがある。6世紀から始まった科挙制度を起源とする中国の教育システムは、その公平で厳格な試験制度の背後に、親族間の激しい教育競争があった。本研究で、成功・不成功のための中国の教育システムにおける共通の、あるいは特有な施策を発見し、国際競争の中での我が国の教育システムおよび家族間格差を減らすボトムアップ型の教育システムへの示唆を得ることが期待できる。
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