研究課題/領域番号 |
17K20015
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
門内 靖明 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (90726770)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | テラヘルツ波 / ヒューマンインタフェース / レーダ / アンテナ / センサ / ヒューマンインターフェース / ジェスチャ認識 / スマートセンサ情報システム / テラヘルツ/赤外材料・素子 / フェーズドアレイ / 計測工学 |
研究成果の概要 |
テラヘルツ波の物体透過性に基づき、素材越しに人の動きを検出するための技術基盤を構築した。まず、伝送線路に沿って周期的に散乱体が装荷された300GHz帯漏れ波アンテナを用いて給電周波数を掃引しながらレーダ計測を行い、不透明媒質越しに試験対象物の位置を計測できることを示した。次に、上記のようなアンテナを薄いフィルム上に形成するために、グラウンド層を用いない線路構成方法を提案した。それにより、アンテナを可視光帯で透明であるだけでなく静電場の遮蔽も回避できるようにし、タッチパネルなどの既のデバイス表面に重ねて使うことができるようにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光波と電波の境界に位置するテラヘルツ波を用いたレーダを物体や環境の内部に埋め込んで利用できるようにするための基盤技術について研究した。テラヘルツ波の物体透過性と高解像力を活用すれば、布や木、プラスチックなどの素材越しに人の手指の位置や動きを検出し、素材表面をタッチ・ジェスチャセンサとして利用することができるようになると考えられる。このようなセンサを生活空間中に埋め込み、ユーザの動作を汲み取ることで、ユーザが意識的にデバイスを操作せずとも機械による動作支援を受けられるようになる。
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