研究課題/領域番号 |
17K20021
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人間情報学およびその関連分野
|
研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
番 浩志 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳情報通信融合研究室, 主任研究員 (00467391)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | fMRI / 視知覚 / 立体視 / 3D / 認知 / 物体知覚 / バーチャルリアリティ / データベース / 心理学 / 知覚 / 神経科学 / 物体視 / 脳機能イメージング / エンコーディングモデル / MEG / 3D知覚 / 実験心理学 / 物体認知 / 実験系心理学 / 認知科学 / 画像 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、fMRIおよびMEGを用いて取得した立体感に関わる脳活動を、エンコーディング・モデルや機械学習法を用いてモデル化し、2次元の画像を見た際に被験者が感じている「立体感」を画像・映像として復元する技術を開発することであった。その第1ステップとして、4K解像度で10,000枚を超える3D自然風景画像のデータベースを完成させた。さらに、その画像データベースのうち、2,400枚の3D画像それぞれを観察中の5名の被験者のfMRI脳活動データベースも構築した。現在、この脳活動をまとめてモデル化し、ヒトが感じている立体感を再構築するモデルの精緻化を行っている。成果は速やかに発表予定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの「立体感」と視対象の物理的な特性は、必ずしも1対1に対応しないことが知られている。ここで、ヒトの脳内に再現された「立体感」を画像として復元できれば、その画像と視対象そのものを直接比較することが可能となる。この比較により、例えば技術的には問題なく製作されたはずの3D CGに対して、ヒトがそれほどリアルさを感じないような場合に、臨場感を増強させるためには視対象に何が欠けているのか、あるいは逆にヒトがリアルさを感じているのは視対象のどの部位なのかを同定する新しい映像評価技術の開発へと繋がる。
|