研究課題/領域番号 |
17K20034
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
平林 晃 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (50272688)
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研究分担者 |
井尻 敬 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (30550347)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 食物 / 鮮度 / 汎用センサ / 機械学習 / トマト / リンゴ / みかん / 果物・野菜の鮮度推定 / 音プローブ / 振動プローブ / 信号処理 / 農作物鮮度推定 |
研究成果の概要 |
本研究では,果物の鮮度や硬度といった状態を消費者が手軽に推定できる手法の実現を目的とし,音プローブを利用する手法の研究を行った.具体的には,小型スピーカーから計測対象に線形スイープ音を照射し,小型マイクを用いて反射音を計測する.多様な状態の果物に対する反射音データを蓄え,得られたデータに対して回帰を行うことで未知の果物の状態推定を試みる.提案法によりトマト・みかん・りんごの貯蔵日数を推定する実験を行なったところ,比較的高い推定精度を確認できた.ただし,データ収集日の器材の状態に起因する特徴が識別に強い影響を与えている可能性も確認できており,現在追試を行なっている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鮮度・硬さ・食べごろといった果物の状態は,農業従事者だけでなく,一般消費者にとっても重要な関心ごとであり,農作物の状態を手軽に計測できるツールの需要は少なくない.本研究課題は,小型スピーカー・小型マイクといった安価な汎用センサのみで,果物の状態を推定できるシステムの実現を目指している.2年の研究期間中に蓄えた実験結果やノウハウに基づき,今後さらに実験を実施する予定である.本研究課題が実現できれば,果物の貯蔵日数や硬さを手軽に推定できるようになり,その社会的な意義は大きい.
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