研究課題/領域番号 |
17K20037
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境解析評価およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
平野 高司 北海道大学, 農学研究院, 教授 (20208838)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 土壌CO2フラックス / 土壌呼吸 / 炭素循環 / 落葉樹林 / チャンバー法 / 重回帰モデル / 季節変化 / 炭素動態 / 細根動態 / 森林生態系 |
研究成果の概要 |
本研究では,北海道の有機質に乏しい土壌に再生した若齢林において,カラマツの根呼吸と細根動態(バイオマス,成長)を同時に測定し,それらの季節変化を明らかにするとともに,重回帰モデルを用いて根呼吸を1)細根の維持呼吸,2)細根の成長(構成)呼吸,および3)太根の呼吸に分離することに成功した。2017~2018年の年間値の例では,根呼吸に占める1),2),3)の割合は,それぞれ30,44,26%と推定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた主な成果は,森林の根呼吸を細根の維持呼吸と細根の成長呼吸に分離する手法を開発したことである。この手法は,比較的単純なモデルを用いており,また,それほど高価な機器を必要としない。したがって,森林生態系での物質循環の研究において普及するものと考える。さらに,陸域生態系における炭素動態の定量化の精度向上を通じ,地球環境の将来予測に対して多大な貢献となるであろう。
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